本山 可南子(平和共生・持続型生存基盤論講座)
「インドでの念願の出会い」

    1.                                     

入学当初から待ち望んでいたインドへの初訪問は、8月に果たすことができました。4週間調査を行ったニュー・デリーでは、先生方の伝手を頼りにジャワハルラール・ネルー大学(通称JNU)の学生寮に滞在していました。大学内の雰囲気は、森を切り開いて作られたことから「ジャングル」と称されることが多いのですが、それも納得できるくらい敷地は広大で、人だけでなく動植物にあふれています。そんなJNUの特徴の中でもひときわ私の心を掴んで離さなかったのは、インドの国鳥であるクジャクが敷地内に生息している、ということでした。毎日鳴き声だけは近くで聞いていたものの、姿を見られずに悔しい思いを募らせていました。大学滞在の最後の日、いつものように1人で早朝の大学内を散歩していると、たいへん優美に羽をなびかせながら、道路をのんびり横断するクジャクの姿を遠くに確認することができたのです。最終日に念願の出会い(と別れ)を果たし、思い残すことなくデリーを発ちました。

【「アジア・アフリカ地域研究情報マガジン」第174号(2017年12月)第139回「メルマガ写真館」より引用】

pagetop