中西 竜也 准教授

教員プロフィール

中西 竜也 准教授

メールアドレス:nakanishi.tatsuya.7s [a] kyoto-u.ac.jp                                                   個人HPhttp://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/zinbun/members/tatsuyanakanishi.htm 
講座:イスラーム世界論講座  
※最新情報は京都大学教育研究活動データベースをご覧ください:https://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/oN8tF

専門分野(ディシプリン)

  • 歴史学

研究テーマ

  • 中国ムスリム史・中国イスラーム思想史

  • 中国ムスリムが、中国という非イスラーム的世界での適応・存続のために、イスラーム文明と中華文明とのあいだをいかに架橋してきたかを探究する。彼らは17世紀以降、イスラームと中国伝統思想とのあいだをいかに調和させてきたか。また、19世紀以降、中国ナショナリズムの高揚や西南アジアのイスラーム改革主義の隆盛にどのように対処したか。この問題の検討を通じて、マイノリティの生存戦略や文明間対話、異文化共生といった、より大きな諸問題への手掛かりを得ることを目指す。

所属学会

  • 東洋史研究会、西南アジア研究会、史学研究会、東方学会

主要業績

著書

(単著)

中西竜也『中華と対話するイスラーム――17-19世紀中国ムスリムの思想的営為』京都大学学術出版会、2013年

論文

中西竜也「馬德新による聖者崇拝批判とその後――イスラームの中国適応再考」東長靖、イディリス・ダニシマズ、藤井千晶 編『イスラームの多文化共生の知恵―― 周縁イスラーム世界のスーフィズムに着目して ――』京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科附属ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センター, 2021, pp.29-48.

Nakanishi, Tatsuya, “After Criticism of Ma Dexin against Veneration of Saints: Rethinking Chinese Elaboration of Islam,” 『イスラーム世界研究』14 (2021): 138-161.

中西竜也「19世紀雲南の中国ムスリム学者、馬徳新の聖者崇拝批判」『東方学報(京都)(Journal of Oriental Studies)』94 (2019): 398-376.

中西竜也「明末清初の激動と中国ムスリム」『歴史評論』826 (2019): 17-29.

Nakanishi, Tatsuya, “Ma Dexin and Ibn ‘Arabī’s Prospects Regarding the Afterlife: A Chinese Expression of Sufism during the 19th Century,” Islamic Studies and the Study of Sufism in Academia: Rethinking Methodologies, edited by Yasushi Tonaga and Chiaki Fujii, Kyoto: Kenan Rifai Center for Sufi Studies, Kyoto University, 2018, pp. 151-170.

Nakanishi, Tatsuya, “Variations of ‘Islamic Military Cosmopolitanism’: The Survival Strategies of Hui Muslims during the Modern Period,” Challenging Cosmopolitanism: Coercion, Mobility and Displacement in Islamic Asia, edited by R. Michael Feener, and Joshua Gedacht, Edinburgh University Press, 2018, pp.121-144.

中西竜也「馬徳新とイブン・アラビーの来世論――19世紀中国ムスリムの思想変相」『西南アジア研究』86 (2017): 55-78.

中西竜也「ディーンが「教」になるとき――前近代の中国ムスリムにおける「宗教」と「共同体」」藤井淳 編『古典解釈の東アジア的展開――宗教文献を中心として』京都: 京都大学人文科学研究所, 2017, pp.23-56.         

中西竜也「イスラームと漢語の邂逅――「回回」の変容」和田郁子、小石かつら編『他者との邂逅は何をもたらすのか』京都: 昭和堂, 2017, pp.158-161.

Nakanishi, Tatsuya, “Chinese Muslims and Islamic Reformism during the Modern Period,” Zhenghe Forum Connecting China and the Muslim World, eds. by Haiyun Ma, Chai Shaojin, Ngeow Chow Bing, Kuala Lumpur: University of Malaya Press, 2016, pp. 123-134.

中西竜也「近代中国ムスリムのイスラーム法解釈――非ムスリムとの共生をめぐって」『東洋史研究』74/4 (2016): 1-35.

中西竜也「20世紀初頭オスマン語による中国のムスリム事情紹介」杉山正明 編『続・ユーラシアの東西を眺める』京都: 京都大学大学院文学研究科, 2014, pp.119-160(+xxviii-xxxii, xli-xliii).

中西竜也「イスラームと道教のアマルガム」堀川徹 編『知のユーラシア2 知の継承と展開――イスラームの東と西』東京: 明治書院, 2014, pp.177-202.

中西竜也「中国民間所蔵ペルシア語スーフィズム文献『霊智の要旨』――内丹道教と対話する漢語イスラーム文献『綱常』の一原典」窪田順平 編、小野浩、杉山正明、中西竜也、宮紀子 著『ユーラシアの東西を眺める――歴史学と環境学の間』京都: 総合地球環境学研究所, 2012, pp.83-153.

中西竜也「経堂語とその周辺――回族が使う言葉」(pp.66-70)「経堂教育――清真寺におけるイスラーム教育」(pp.157-161)「中国イスラームの経典――中国に流布したアラビア語・ペルシア語文献」(pp.162-167)中国ムスリム研究会 編『中国のムスリムを知るための60章』東京: 明石書店, 2012.

中西竜也、森本一夫、黒岩高「17・18世紀交替期の中国古行派イスラーム――開封・朱仙鎮のアラビア語碑文の検討から」『東洋文化研究所紀要』162 (2012): 55-120 (223-288).

中西竜也「イスラームの「漢訳」における中国伝統思想の薫習――劉智の「性」の朱子学的側面」堀池信夫 編『知のユーラシア』東京: 明治書院, 2011, pp.157-175.

中西竜也「中国におけるペルシア語文法学の成立」近藤信彰 編『ペルシア語文化圏史研究の最前線』東京: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 2011, pp.129-150.

中西竜也「アラビア語と漢語がむすぶ中国ムスリム像」堀池信夫 編『アジア遊学129 中国のイスラーム思想と文化』東京: 勉誠出版, 2009, pp.91-105.

中西竜也「清代の中国ムスリムにおけるペルシア語文化受容」森本一夫 編『ペルシア語が結んだ世界――もうひとつのユーラシア史』札幌: 北海道大学出版会, 2009, pp.175-203.

Nakanishi, Tatsuya, “The Logic of Succession in the Case of Chinese Muslims during the Qing Period,” Orient (Reports of the Society for Near Eastern Studies in Japan) 42 (2007): 55-70.

中西竜也「清初の中国ムスリムにおける「ハナフィー派への帰属」についての再検討――納家営清真寺アラブ語碑文の分析から」『中国-社会と文化』21 (2006): 309-331 (1-23).

中西竜也「劉智の『天方性理』におけるMirṣād al-ʻIbādの解釈について」『西南アジア研究』60 (2004): 46-61.

中西竜也「漢文イスラーム文献におけるシャイフに関する叙述とその背景」『東洋史研究』61/3 (2002): 1-32.

pagetop